歯並びの治療について(1) アウトライン

昔から、歯は「めいぼうこうし明眸皓歯」の例えにもあるとおり、珠のような歯は美と知を表し、「歯は健康の見える窓」の標語も生まれるほど健康のシンボルでもあります。歯や歯ぐきの病気には様々なものがあり、最終的に大切な歯を失ってしまうこともあり、最近ではいろいろな人工的な歯が開発されてきています。しかし、自分自身の歯でしかも美しい歯並びで食事をしたり、会話をしたりすることは人間の本来の誰しも持っている望みです。
歯並びはどのようにして作られるのでしょうか。平均的に2歳半くらいで乳歯列ができあがり、12歳くらいで永久歯列が完成します。歯並びはごく単純に歯が出てきて自然にその場所に並んでしまうように思われ勝ちですがそんなに単純に並ぶのでは無いのです。
歯並びは、歯を支える上下の顎の骨や口を取り巻く周囲の筋肉組織の形や働きに関連して作られるのです。ですから、非常に複雑な体の構造や機能によって作られると言っても過言ではありません。
乳歯の歯並びにもいい歯並びと不正状態にある歯並びがあります。どうせ乳歯だから、永久歯になると自然に治るだろうと安心してはいけません。乳歯から永久歯に生え替わるときにもいろいろな事が原因で歯並びが悪くなることもあるのです。
歯並びやかみ合わせが悪いと、顎や肩、さらに胃腸など全身に影響を及ぼすことがあると言われています。歯並びの治療は普通の歯の治療と違って長期になります。不正の位置にある歯をかみ合わせの位置や顎の骨の中で最適な位置に移動させ、顔かたちともバランスが取れるように改善させます。そのため時間をかけて取り組むことが必要です。これから、次のような項目で歯並びの治療について掲載することになりました。皆様のご参考になれば幸いです。


内容

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著者略歴
北總征男 (Yukio Kitafusa)

1942年 千葉県生まれ
1968年 東京歯科大学卒業
1972年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1972-2002年 東京歯科大学講師(非常勤)
現在 千葉県旭市にて矯正歯科開業



北總矯正歯科

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