歯並びの治療について(26)ストレス2

今回は矯正治療とストレスのつづきです。
装置を入れたときの痛みを軽くする方法は、これを取る直接の名案ははっきり言ってありません。装置を外せば痛みは治りますが、それでは意味がありません。先ず、取り外しのできる可撤式装置の場合は、どうしても我慢できない場合のみ、10分だけ外してください。そして外している間、歯磨きを充分にして絶対磨き残しの無いよう、合わせ鏡を使って点検してください。保護者の方が点検して上げても結構です。そして10分経ったら、また、必ず装着して下さい。その後最低でも半日は着けたままでいてください。通常は、もう痛みはないはずですが、後はしゃべりづらいとか、唇に触るなどの感覚の問題です。どんな大きな複雑な可撤式装置でも、時間が来れば必ず慣れるものです。頻繁にどうしても痛みが繰り返す場合は、10分だけの歯磨きを繰り返していただくか、矯正歯科医に相談してください。
次に、取り外しのできない固定式装置の場合ですが、この時は、最初に装着した折に、矯正歯科医院でチョンパーズというビニール製の咬む板を渡されたと思いますが、それを使って下さい。口の中に入れ、歯並びに合わせて、無理しない程度に力を少し入れて噛み合わせてみて下さい。5分くらい咬んで外して下さい。いくらか痛みが和らいだ感じがするものです。まだ治らなければもう5分くらい噛んでみて下さい。だんだん和らいだようになるはずです。痛み止めの薬はどうですかと、聞かれることもありますが、よほどの痛みでなければ服用する必要はないと思います。また、最近レーザーで痛みを和らげる方法もありますが、あまり一般的ではありません。固定式装置を入れた後の食事ですが、最初は軟らかめの歯切れのよい食品の方がいいとおもいます。人によって異なりますが、最初は歯が浮いて噛みにくいという方が多いですが、通常3-4日で慣れると思います。人によっては1週間位かかったという人もいますが、時間が来れば必ず通常の感覚に戻りますので、心配はありません。


内容

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著者略歴
北總征男 (Yukio Kitafusa)

1942年 千葉県生まれ
1968年 東京歯科大学卒業
1972年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1972-2002年 東京歯科大学講師(非常勤)
現在 千葉県旭市にて矯正歯科開業



北總矯正歯科

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