歯並びの治療について(7)不正咬合の治療について(その1)

これまで不正咬合の一般的な状態について述べてきましたが、今回はその治療法についてその概略を述べてみます。
一般的な歯科治療も同じですが、全ての治療はそれに先だって、その病状、不正状態に対する診査・検査が行われなくてはなりません。つまりどこに問題があるのかを見極める必要があるのです。これに先立ってつまり見極めるのにはその確証がなければならないのです。とは言っても人の体のことですから複雑で、その見極めは簡単なことではありません。解剖して調べるわけにもいきませんし、形だけでなく、動き、つまり働き、機能についてもわからなければあまり意味がありません。
歯並びの治療というと、ひと昔は美容の一部と考えられ軽視されたきらいがありましたが、現在ではそのようなことは殆どなく、むしろ美容でもそれを価値あるものとしています。美しく形が整いバランスがとれたものは機能も良好で、疾病にかかりにくくなるものです。つまり予防に役立つわけです。叢生があったりすると食べた物の汚れが溜まりやすく歯ブラシも十分に到達せず、歯垢が産生し「う蝕」(ムシ歯)が発生しやすくなるのです。そのため歯並びの異常は形や働きの両面から検査して、バランスの状態を調べるのです。
いずれにしても、検査をしてその状態を精査し確定診断を行います。つまり、その状態の見極めを行うのです。この見極めが中々難しいのですが、その見極めからその改善を行うのにはどうしたらよいかその方策を立てるのです。


内容

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著者略歴
北總征男 (Yukio Kitafusa)

1942年 千葉県生まれ
1968年 東京歯科大学卒業
1972年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1972-2002年 東京歯科大学講師(非常勤)
現在 千葉県旭市にて矯正歯科開業



北總矯正歯科

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